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第3回 PPC 広告、キーワードを決める ー その1

KERBSTONE / Pixabay

前回、学習塾を探しているお母さんのイメージを明確にするために、

「簡易ペルソナ」を用いました。ターゲットを具体的に決めたわけです。

今度は、そのお母さんがパソコンに向かい、どんなキーワードで塾を探し

検索窓に打ち込むかを考える番です。つまり、見込み客が検索しそうな

キーワードを洗い出し、検討するということですね。

今回は、そのキーワードの選び方について述べていきます。

目次

キーワードの重要性
stevepb / Pixabay

ネット上に広告を出すのですから、当然、塾を探しているお母さんの

問いに対して、答えとなる広告を用意する必要があります。

 

広告は、検索窓に入力されたキーワードに反応して表示されるので、

お母さんが検索窓に入力しそうなキーワードを把握し、用意しておく

必要があります。

 

また、PPC 広告(検索連動型広告)の場合、

広告の掲載順位は、クリック単価品質スコアを掛け合わせた

広告ランクで決定します。

 

・ クリック単価=1クリックに対して支払うことができる上限の金額。

・ 品質スコア  =サイトの品質を1~10の数値で表したもの。

 

つまり同じキーワードで入札している競合と、品質スコアが

同じだった場合、入札単価が高い方が上位に表示されるという

しくみになっているのです。

 

その結果、人気のあるキーワードはどんどんクリック単価が

上昇してしまうので、私のような個人塾は、大手塾が設定している

クリック単価が高いキーワード を避け、クリック単価が安い割

には、相当数の検索数がある、「穴場キーワード」を見つける

以外、勝負にならないような気がしています。

 

誰も注目していない、「穴場キーワード」を見つけることが

できれば、ライバルよりも安い単価で、塾を探している

お母さん(見込み客)を確保することができますよね。

 

ライバルと勝負できる、「穴場キーワード」 選びが、

PPC 広告を成功させる上での

最も重要な鍵となると思います。

 

ちなみに、 PPC 広告には、Yahoo ! リスティング広告と

Google アドワーズの2種類があり、どちらもほぼ同じ機能を

備えているようです。私は、お母様方がよく利用する

Yahoo リスティング広告で、まずは実践していこうと

決めました。

 

本当のところ、Yahoo とGoogle のPPC 広告の機能の

ちがいがよくわからないのです。

両方同時に進行することもできるようなのですけど、

それではちょっと面倒くさそうです。

 

結局、私のターゲットは「お母さん」なので、

Yahoo  を選びました.

 

Yahoo リスティング広告でいろいろなことを試してみて、

使い慣れてきたら、Google アドワーズもやってみようと

思っています。

 

この記事は「実践記」 なので、むしろ失敗しながら

進んでいった方が自分にとってのよい忘備録になります。

ビッグ&スモール
PublicDomainPictures / Pixabay

キーワードは、次の通り大きく3種類に分けることができます。

 

ビッグキーワード:競合性が高い、1語のキーワード。

⇒月間検索数=3000以上

 

ミドルキーワード:競合性が中ほどで、軸となるキーワードに

1~2語加えた複合キーワード。

⇒月間検索数=500以上~3000未満

 

スモールキーワード:競合性が低く、2~3語以上の

語句の複合キーワード。

⇒月間検索数=500未満

 

ビッグキーワードは検索回数が多いため、アクセス数を

稼ぐことはできますが、競合も多いので、クリック単価が

高騰してしまいます。

 

逆に、スモールキーワードは検索数は少ないものの、

穴場のキーワードを見つけてしまえば、成約につながり

易いはずです。

競合が少なく、クリック単価も安いですからね!

 

ここまで記事を書き進めてくると、学習塾業界における

「穴場のキーワード」をいかにして見つけるかがポイントに

なってきてしまいました。

 

現時点では、「わかりません」 と言う他ありません。

読者さんには、叱られそうですが、これからいろいろ

考え、試していく過程で発見していこうと思っています。

学習塾のキーワード
jarmoluk / Pixabay

学習塾を探しているお母さんが、検索窓に打ち込むキーワードを

考えてみます。(新潟市内という設定です。)

Google が無料で提供している「キーワードプランナー」を用いて

調べますと、次のような結果になります。

① ビッグキーワード

・下は、「塾」 というキーワードによる結果ですが、

月間平均検索数=12,800です。

キーワード自体、漠然としています。

 

② ミドルキーワード

・「塾」というキーワードに地名である、「新潟市」を加えると次の

表になります。月間平均検索数=10です。

入札単価が 990円と高いため、これで勝負はできませんね。

 

上の ① のような漠然としているキーワードや、② のような単価が高い

キーワードを避け、効率のよいキーワードを見つけなければなりません。

 

お母さんの目線で考えますと、上の①、②の次に検索窓に打ち込む

キーワードは、「塾」 「個別指導」「月謝安い」「中学生」「○○中学校」

などでしょう。これらの予想キーワードとクリック単価の関係を調べ、効率

のよいキーワードを見つけていくつもりです。

 

さらに、「穴場キーワード」発見の努力もしていきます。

 

次回も、「キーワード」に関する記事になると思います。

個人塾が大手に挑めるキーワードについて、もう少し

追及してまいります。

 

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