前回、学習塾を探しているお母さんのイメージを明確にするために、
「簡易ペルソナ」を用いました。ターゲットを具体的に決めたわけです。
今度は、そのお母さんがパソコンに向かい、どんなキーワードで塾を探し
検索窓に打ち込むかを考える番です。つまり、見込み客が検索しそうな
キーワードを洗い出し、検討するということですね。
今回は、そのキーワードの選び方について述べていきます。
目次
キーワードの重要性
ネット上に広告を出すのですから、当然、塾を探しているお母さんの
問いに対して、答えとなる広告を用意する必要があります。
広告は、検索窓に入力されたキーワードに反応して表示されるので、
お母さんが検索窓に入力しそうなキーワードを把握し、用意しておく
必要があります。
また、PPC 広告(検索連動型広告)の場合、
広告の掲載順位は、クリック単価と品質スコアを掛け合わせた
広告ランクで決定します。
・ クリック単価=1クリックに対して支払うことができる上限の金額。
・ 品質スコア =サイトの品質を1~10の数値で表したもの。
つまり同じキーワードで入札している競合と、品質スコアが
同じだった場合、入札単価が高い方が上位に表示されるという
しくみになっているのです。
その結果、人気のあるキーワードはどんどんクリック単価が
上昇してしまうので、私のような個人塾は、大手塾が設定している
クリック単価が高いキーワード を避け、クリック単価が安い割
には、相当数の検索数がある、「穴場キーワード」を見つける
以外、勝負にならないような気がしています。
誰も注目していない、「穴場キーワード」を見つけることが
できれば、ライバルよりも安い単価で、塾を探している
お母さん(見込み客)を確保することができますよね。
ライバルと勝負できる、「穴場キーワード」 選びが、
PPC 広告を成功させる上での
最も重要な鍵となると思います。
ちなみに、 PPC 広告には、Yahoo ! リスティング広告と
Google アドワーズの2種類があり、どちらもほぼ同じ機能を
備えているようです。私は、お母様方がよく利用する
Yahoo リスティング広告で、まずは実践していこうと
決めました。
本当のところ、Yahoo とGoogle のPPC 広告の機能の
ちがいがよくわからないのです。
両方同時に進行することもできるようなのですけど、
それではちょっと面倒くさそうです。
結局、私のターゲットは「お母さん」なので、
Yahoo を選びました.
Yahoo リスティング広告でいろいろなことを試してみて、
使い慣れてきたら、Google アドワーズもやってみようと
思っています。
この記事は「実践記」 なので、むしろ失敗しながら
進んでいった方が自分にとってのよい忘備録になります。
ビッグ&スモール
キーワードは、次の通り大きく3種類に分けることができます。
・ビッグキーワード:競合性が高い、1語のキーワード。
⇒月間検索数=3000以上
・ミドルキーワード:競合性が中ほどで、軸となるキーワードに
1~2語加えた複合キーワード。
⇒月間検索数=500以上~3000未満
・スモールキーワード:競合性が低く、2~3語以上の
語句の複合キーワード。
⇒月間検索数=500未満
ビッグキーワードは検索回数が多いため、アクセス数を
稼ぐことはできますが、競合も多いので、クリック単価が
高騰してしまいます。
逆に、スモールキーワードは検索数は少ないものの、
穴場のキーワードを見つけてしまえば、成約につながり
易いはずです。
競合が少なく、クリック単価も安いですからね!
ここまで記事を書き進めてくると、学習塾業界における
「穴場のキーワード」をいかにして見つけるかがポイントに
なってきてしまいました。
現時点では、「わかりません」 と言う他ありません。
読者さんには、叱られそうですが、これからいろいろ
考え、試していく過程で発見していこうと思っています。
学習塾のキーワード
学習塾を探しているお母さんが、検索窓に打ち込むキーワードを
考えてみます。(新潟市内という設定です。)
Google が無料で提供している「キーワードプランナー」を用いて
調べますと、次のような結果になります。
① ビッグキーワード
・下は、「塾」 というキーワードによる結果ですが、
月間平均検索数=12,800です。
キーワード自体、漠然としています。
② ミドルキーワード
・「塾」というキーワードに地名である、「新潟市」を加えると次の
表になります。月間平均検索数=10です。
入札単価が 990円と高いため、これで勝負はできませんね。
上の ① のような漠然としているキーワードや、② のような単価が高い
キーワードを避け、効率のよいキーワードを見つけなければなりません。
お母さんの目線で考えますと、上の①、②の次に検索窓に打ち込む
キーワードは、「塾」 「個別指導」「月謝安い」「中学生」「○○中学校」
などでしょう。これらの予想キーワードとクリック単価の関係を調べ、効率
のよいキーワードを見つけていくつもりです。
さらに、「穴場キーワード」発見の努力もしていきます。
次回も、「キーワード」に関する記事になると思います。
個人塾が大手に挑めるキーワードについて、もう少し
追及してまいります。
usaさん
こんにちは、最上ひさしです。
待ちに待っていました、第3弾!
キーワード選定について非常に勉強になりました。
usaさんの実録からきているため、ものすごく
リアリティに伝わりました。
これからも、よろしくお願いいたします。
応援!完了です。
最上さん、こんばんは。
コメントいつもありがとう!
SEOとは違い、PPC広告のキーワードは、
「クリック単価」をものすごく気にしなければ
設定できないようなので、やっかいです。
日々勉強です!
ランキング、いつの間にか1番ですね。
ブログ吹っ飛び事件から、よくぞ軌道修正
しました!
今後ともよろしくです。