![](https://hide0150usa.com/wp-content/uploads/2015/11/Web_advertising_1448028593-300x199.jpg)
今回は、自分の学習塾のPPC 広告をWeb 上に設定して、
「こんな感じで設定しましたー!」 みたいな記事を書く予定でした。
しかし、その記事はまだ書けていませんし、書ける段階ではない
ことがわかりました。
なぜか?
PPC 広告は、気軽にはじめられる広告媒体ではない、ことが
わかってきたからです。
今日は、予定を変更して、PPC をはじめるに当たり、
いろいろ考えたこと、まとめたことを書くことにします。
![](https://hide0150usa.com/wp-content/uploads/2015/11/business_costs_1448165981-300x199.jpg)
どんなビジネスでも言えることですが、いきなり「行動を起こす」
のではなく、明確な目的、目標がなければ失敗しますよね。
これ、当たり前のことです。
しかし、私はうっかり行動を起こしてしまうところでした。
私にとって、PPC広告 のような Web を利用した未知の分野に
挑んでいくとき、ワクワク感が優先してしまい、
「とりあえず Web にPPC 広告 を設定してみよう!」という
ノリになっていました。
新聞折り込みチラシの時も、「とりあえずこの地区も撒いておこう!」
で結局失敗した経験が何度かあるのにもかかわらず。
PPC 広告も当然、しっかりした戦略を立て、明確な数値目標を決めないと、
失敗する可能性があると思い、とりあえず、3つの決め事を考えました。
その戦略や数値目標を決める際の、基本的な3つの決め事とは、
下の①~③です。
①「誰に」=ターゲットとなるユーザーを決める。
② 「どのように」=顧客、競合、自分の塾を踏まえた訴求点をキーワードを軸に決める。
③ 「どれくらい」 =目標人数、予算、獲得単価を決める。
経験上、顧客に対してアクションを起こすとき、
上の ①~③ までの戦略を明確にすることが、とにかく大切だと思います。
この決め事は、たとえばチラシを作成する場合や、ホームページを
作成する場合と似ています。
今回は、4つの中の、 ① 「誰に」 について述べていきます。
目次
ターゲットとなるユーザーを決める簡易ペルソナ。
![](https://hide0150usa.com/wp-content/uploads/2015/11/human__1448076995-300x212.jpg)
誰に向けてPPC 広告を設定するかということですね。
私は大手学習塾にいた時、チラシをどの地域にどれくらい撒くか、
撒いた結果、何人の保護者からのお問い合わせがあり、
そのうち何人のお子様が実際に入塾にいたるのか、という数値目標
を、さほど根拠もなく決めていました。
今、考えますと、「根拠がない」、「今までの慣習」でチラシを
撒いていたことになります。
全国の「大手」といわれる塾は、10年前くらいまでは、同じような手法で
チラシ媒体を利用していたのではないでしょうか。
誰に向けてチラシを撒くのか、ということを明確にしないままに。
今は、学習塾業界といえども、「ネットを活用した集客」が多少進化し、
ここ数年、ネットによる生徒獲得へと、動き出しています。
ただし、平成14年度4月データによると、ネットを活用して本格的に
「生徒募集」に乗り出している塾は、全体の9%、との統計データ
もありますので、業界全体としては、遅れている、と実感しています。
さて、ターゲットとなる顧客の具体的なイメージを決める場合、
よく用いられる方法として、「ペルソナ」があります。
PPC 広告でも、この「ペルソナ」をまず決めることは重要だと
思います。
「ペルソナ」とは、マーケティング戦略において、
ターゲットとするユーザーを明確にするために、
用いられる「仮想の人格(者)」のことです。
ターゲットとなる顧客を、より具体的に、明確にするということですね。
たとえば、顧客ターゲットを次のような項目で設定します。
1 年齢・性別・年収などのプロフィール
2 職業(仕事内容、役職等)・所得などの経済力
3 家族構成
4 居住地
5 塾に入る目的や動機
6 塾を決定する際の評価ポイント
7 塾に対する知識
8 インターネットの利用状況・利用時間
9 主に利用しているデバイス・検索エンジン
このように、ターゲットとする顧客像を明確にすることにより
より鮮明な、的を射た広告が出せると思います。
私が設定した簡易ペルソナ
![](https://hide0150usa.com/wp-content/uploads/2015/11/Who__1448161097-266x300.jpg)
1 年齢・性別・年収などのプロフィール
43歳 ・ 女性 ・ 140万円
2 職業(仕事内容、役職等)・所得などの経済力
食品会社(事務 ・ パート)
3 家族構成
夫、妻(本人)、中2の娘、小5の息子
4 居住地
新潟市(東石山地区)、当塾から車で20分、母親による送迎
5 塾に入る目的や動機
現在、中2の娘さんは、大手の個別指導塾にいるが、
最近の中間テストの点数が悪かった。中1から通っているが全く成績が
上がらない。学生が指導している上、担当講師がよく代わることにも
不満を募らせている。
6 塾を決定する際の評価ポイント
学生が指導しないこと。成績が上がる塾であること。
家から車で20分以内。
7 塾に対する知識
知識はほとんどない。塾を変えることを考えているので、最近は知人から、
塾の情報を得たり、ネットで調べている。
8 インターネットの利用状況・利用時間
毎日、夜10時くらいから1時間程度塾情報を求めてネットで検索している。
9 主に利用しているデバイス・検索エンジン
自宅のパソコンを使用し、ヤフー検索のみ。
スマホは外出時にたまに利用。
※ パートの主婦の方の用いる検索エンジンは、主にヤフーと判断。
簡易なものではあるが、これで私のターゲットとなる顧客が
だいぶ絞れてきた。
「ペルソナ」は、状況により変更ができるし、ターゲット像を1つに
限定するのではなく2人~3人に設定してもよいと思います。
次回は、PPC 広告における、キーワード選定などについて述べていきます。
usaさん
こんにちは、最上ひさしです。
期待の続編、非常に楽しめました。
マーケティングの基本を押さえていて、解りやすく、続きを早く読みたくなりました。
ところで、ブログデザインですが、リニューアルされましたか?
以前のデザインと少し違うような気がしました。
もし、まちがっていたのであれば、失礼なことを申し上げてごめんなさい。
これからも、よろしくお願いいたします。
最上さん、こんにちは。
コメントありがとうございます!
PCC (リスティング広告)については、手探りで進行中です。
正直、自分の考えや、実行しようとしていることが、
正解なのか間違っているのかさえも、わからないです。
おそらく、何度か失敗し、修正をしながら進んでいくと思います。
最上さんのコメントには、本当に勇気づけられます!
これからもよろしくです!
PS ブログデザイン変更しました。私のブログは、
「集客」がテーマなので少し「ビジネス」っぽい雰囲気を
出したかったからです。
ちょこ講師にちょこっといじってもらいました。
フレンドマークスタジオでは、ブログヘッダーや
ブログ全体のデザインだけの依頼も引き受けてもらえます。
もちろん有料ですが、安いです。デザイン案も6種類用意して
もらい、とてもありがたかったですよ。