ちょっと感慨深い動画を You tube で見かけました。
タイトルは、 「The power of word (ことばの力)」。
今から5年程前の、1分半程度の動画なのですけど、
「実話」 だそうです。
見終わった後、素直に感動させられます。
と同時に、「何で状況が一変したんだろう?」と思い、
3回じっくり動画を見ました。
すると、何となく、「状況一変」の理由が
見えてきました。
この動画の再生回数は、約2,500万回 です。
世界の人々の心に、深い感動を与えた動画です。
「ことばの力」、ご覧ください!
目次
人はことばに「共感」しないと動かない
盲目の老人は、次のようなメッセージが書かれた
段ボール箱を前に置き、道行く人々にお金の援助を
乞うています。
「I’m Blind. Please help」
私は目が見えません。助けてください!
しかし、道行く通行人には老人のメッセージが
伝わりません。
お金を老人に与える人もいますが、与え方も
「お金を老人に投げ渡す」という感じですよね。
ここに1人のサングラスの女性が現れます。
女性は、老人が段ボールに書いたメッセージを
次のように、無造作に書き換えてしまい去って
行きます。
「It’s a Beautiful day. And, I can’t see it.」
今日も、ステキな日だね! でも、僕にはそれが見えないんだ。
この後、通行人の老人に対する反応が劇的に変化します。
ボードメッセージに書かれた「ことば」の威力が、
通行人の心を変化させました。
人々は皆、お金を 「投げ渡す」 行為から、膝をまげ 「どうぞ」
という、やさしい気持ちでお金を「差し出す」行為に変化しました。
すると、サングラスの女性がまた現れ、
老人は、彼女に尋ねます。
「ボードに何て書いたんだい?」
彼女は答えます。
「あなたの書いたことと、同じことを書いただけよ。
でも、少し違う表現でね!」
人の心を変えたもの
さて、皆さんは、通行人の心を変えたものは、
何だとお考えですか?
2つのメッセージを比べてみると見えてきます。
① 「I’m Blind. Please help」
私は目が見えません。助けてください
②「It’s a Beautiful day. And, I can’t see it.」
今日も、ステキな日だね。でも、僕にはそれが見えないんだ
① のメッセージには、「一方的な要求」 を感じます。
通行人から見ると、目の見えない老人から、一方的に
お金を要求されている、という感覚になりますね。
お金を与えなければならないという、罪悪感さえ抱きます。
だから、お金を「投げ渡す」のでしょうね。
それに対して
② のメッセージから感じるのは、「共感」 です。
普通に日常生活を送っている中で、今日がどんな日か、
なんて、いちいち考えて道歩きませんよね。
でも誰だって、「今日がステキな日であってほしい!」 と、
無意識のうちに思って生活しているはずです。
通行人は、ボードを見た瞬間、「今日はステキな日なんだ!」
と、瞬間的に気づきます。
「今日がステキな日」 ということに、気づかせてくれた老人
に対して、通行人は共感し、感謝の気持ちを、お金という
カタチで老人に手渡します。
通行人は次のように、老人の悲しい現実に共感し、
行動を起こしたのでしょうね。
目が見えない老人は、「ステキな日」 を味わうことができない。
どんなに辛いだろう。でも今、老人によって「ステキな日」を
実感できた。老人に感謝をしなければ!
Change your words. Change your world.
この動画は、最後に次のようなメッセージで締めくくっています。
Change your words. Change your world.
私たちは、世界を変えることができる! 言葉を変えるだけで!
ネットで集客をする者にとって、肝に銘じておきたい「言葉」です。