初心者のためのSEO入門編

第14回 検索アナリティクス ③ 「キーワード」の決め方

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検索アナリティクスの 「クエリ」 は、キーワードに関して、

いくつかの重要なことを示してくれます。

その中で、最も注目に値することは、次の点です。

 

 クエリは、検索ユーザーが本当に知りたい情報を教えてくれる。

 

それでは、具体的に見ていきます。

目次

クエリが示すもの=検索ユーザーのニーズそのもの

たとえば、あなたが「青汁」のネット販売をしていると仮定して、

サイトのキーワードを、「おいしい  青汁」 という語句で定めたとします。

 

たまたまそこに、ある母親が、「子どもでも飲めるおいしい青汁」

と検索したところ、あなたの青汁サイトが検索結果に表示されました。

それは、「おいしい」 と 「青汁」 が、母親の打ち込んだ語句と

部分的に一致したからです。

 

前回述べたように、この場合、「おいしい青汁」がキーワードで、

「子供でも飲めるおいしい青汁」が、クエリ ということになります。

 

さて、

 

もしも「クエリ」を知らないで、青汁サイトを運営していたら、

今後、どのような問題が起こるでしょうか。

 

たとえば、今後、高齢化が進み、健康ブームが高まり、

「苦くて栄養価が高い青汁」志向が高まったとします。

 

検索ユーザーは、「栄養価 青汁」、「苦い 青汁」、

「ケール、まずい、青汁」などと検索するようになります。

つまり、クエリ が変化したことになりますね。

 

青汁サイト運営者は、このクエリの変化に気づかず、

「なぜ、青汁のおいしさを伝えるために、今まで通りサイトを運営して

いるのに、訪問客が減り、売り上げが落ちてきているのだろう?」と

悩み続けるかもしれません。青汁は「おいしくないものが主流になった。」

という現実を知らずに・・・。

 

このような、時代の流れ、ユーザーの志向を常に念頭におき、

細かなニーズを把握するためにも、クエリの確認はゼッタイ必要になります。

 

サイトの命運を決定する「クエリ」の見方

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ここで、あなたに質問します。

 

今後、あなたのサイトは、「ビックキーワード」を狙っていきますか、

それとも、「スモールキーワード」を狙っていきますか。

 

そんな分かり切った質問に、答える気もしませんよね^ ^

答はもちろん、「ビックキーワード」 です!・・・・・・・・  よね?!??

 

と言いたいところですが、実際は違います。

 

「スモールキーワード」 です。

 

ちょっとここで、2種類のキーワードの意味を整理しておきますね。

(キーワードには、ミドルキーワードもありますが、今回は省略します。)

 

キーワードが、「ビック」か「スモール」というのは、1か月にどのくらいの

検索がなされたかによります。あなたのサイトの月間検索数は、

Google の「キーワードプランナー」で調べることができます。

使い方については、ネットで調べると、多くの方が説明をしているので

参考になさってください。

 

おおよその目安は、下の通りです。

・ スモールキーワード  = 月間検索数が 500未満

・ ビックキーワード   = 月間検索数が3,000語 以上

 

ちなみに、Google は月間検索数が920,000,000(9億2千万)です^^;

数字がヤバいです!! もはや「ビック」ではなく、「超メガキーワード」ですね。

 

Google キーワードプランナー

 

先程の「青汁」の月間検索数は、33,100なので、

ビックキーワードと言えます。

 

● ビックキーワード=検索数や競合度が非常に多い、1語のだけのキーワード。

上位表示の難易度が高く、ライバルも多い。

(例)

「学習塾」

「腹巻き」

「青汁」

「パソコン」 など。

 

● スモールキーワード

= 検索数や競合が少ない、2~3単語以上のとても具体的なキーワード。

ライバルも少なく、検索ユーザーの質問に沿ったキーワード。

 

(例)

● ビックキーワード ⇒  ● スモールキーワード

「学習塾」       ⇒  「不登校 成績アップ 学力低下」

「腹巻き」       ⇒  「寝冷え 防止 欠席」

「青汁」        ⇒  「苦い 栄養価大 ケール」

「パソコン」         ⇒  「パソコン 防水 〇〇市」

 

上の例は、ビックキーワードに対応する、スモールキーワードの一例です。

ビックキーワードを避け、スモールキーワードを選ぶことには明確な

理由があります。

その理由の根拠を、検索アナリティクスの「クエリ」は教えてくれます。

 

「スモールキーワードを制した者がSEOを制す!」 とまで言われる根拠は、

「クエリ」 なしでは語れません。

 

次回は、

検索アナリティクスの 「クエリ」 だけが持つ役割について

詳しく述べていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サイトの主要なキーワードで訪問者を増やすのではなく、

検索数は少ない反面、質の高いアクセスが集まる「複合キーワード(ロングテールキーワード)」

を見つけるヒントを示してくれることです。

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